PoINT社ソフトウェアソリューション
ドイツに本拠があるPoINT Software & Systems社のソフトウェアを2004年から日本で販売しています。
PoINT社は、2019年12月5日で、創業25年となりました。
PoINT Storage Manager - Tiered Storage and Data Management
PoINT Storage Managerは、ファイル単位の階層管理を実現するソフトウェアです。階層間のデータ移行は、ファイル単位のポリシー設定に基づいて透過的に行われます。1階層目にはNetAppのFpolicyやEMCのFileMoverとNTFS/ReFSパーティションをサポートし、ファイルを第2階層のSATAベースのNAS等にフルコピーし、必要に応じて元ファイルをスタブ化することで、ファイルへのアクセスはそのままで空き容量を確保出来ます。2階層目を使用しないことも出来ます。第3階層は、Object storeやLTO/TS1160ライブラリーとAWS S3/MS Azureを使用しアーカイブを実行します。 アーカイブ実行時にファイル単位でHash演算を行い、Hash値をファイルデータと一緒にメディアに保存し、必要に応じてファイルの真性確認を実行出来ます。V6以降は、アーカイブされているデータに対して、フォルダー単位でファイルの保管期間を設定し、期限が過ぎたら削除出来るRetention機能や、アーカイブされている全てのファイルにWebブラウザーからアクセス出来るWebGUI機能といったデータ管理機能が追加されています。
PoINT Storage Managerのサーバー要件とサポートされているデバイスの一覧表(サーバー要件とサポートされているデバイスーPDFファイル 2024/5/6更新V7.0)
V7.0から、WebGUIの機能が大幅に拡張され、従来の管理GUIやData Browserの機能がWebサーバーから使用出来るようになりました。(V7の新機能)
V6.3から、元のファイルをInternetshortcutに置き換えることで、ファイルが元々あったフォルダーから下位階層にあるファイルにアクセスし、空き容量を確保するWebLink機能が追加されました。OS機能によるスタブ化との相違点は、下位階層にあるファイルへのアクセスがWebブラウザー経由となるので、Internetshortcutにアクセスするとブラウザーが起動する点です。WebLinkにより、CIFS共有に保存されているファイルを階層管理の対象にすることが出来ます。
PoINT Storage Managerは、スタブ化出来ないCIFS共有に対して従来は、アーカイブ層へのファイルコピーと削除しか出来なかったのが、WebLinkにより、アーカイブされたファイル、つまりInternetshortcutがオープンされた時にブラウザー経由での透過的なアクセスが出来るようになります。LinuxベースのNASやIsilonのCIFS共有に対してWebLinkを使用して、階層管理を運用することが出来ます。WebLinkとWebGUI機能に関する詳細な説明は、PDFファイルをご覧下さい。WebLinkとIsilonのCIFS共有の動作検証を行い正常にIsilon上のファイルがInternet Shortcutに変換されることを確認しました。(検証レポート)WebLinkは、WindowsのNFSクライアントでマウントしたNFS共有に対しても、ファイルをアーカイブされている実ファイルへのURLを含むhtmlファイルに置き換えることで階層管理を行いNFS共有の空き容量を確保出来ます。(検証レポート 2019/10/14追加) V6.4SP3からは、Performance Tierのファイルをシンボリックリンクに置き換えることで、透過的な階層管理を実現するSymbolic Link機能が追加されました。PSMが稼動するサーバー上に共有フォルダーを作成し、それをSymbolic Link Proxy Pathとして指定するだけで使用出来ます。この機能は、Windows(NTFS/ReFS)とIsilonのCIFS共有に対してサポートされます。(Isilonでの動作検証レポート 2020/2/11追加)
PoINT Storage Managerは、富士フィルムから販売されているLTOテープライブラリーを使用したアーカイブシステムのDternityアタッチモデルの階層管理ソフトウェアとして採用されています。
以下のリンクから、PoINT Storage Managerで業界標準のS3 APIを使用して各種のObjectstoreを使用する場合の設定手順と動作内容を紹介した資料(PDF)をダウンロード出来ます。PoINT Storage Managerは、元のファイルデータと保存されているサーバー名を含むディレクトリーツリー情報等のメタデータをイメージファイル(100MB以上)にまとめてObjectstoreに保存します。従って、ObjectstoreとPoINT Storage Managerがあればアーカイブされているファイルを元のディレクトリーツリー構造を保ったまま任意のフォルダーに復元することが可能です。PoINT Storage ManagerV5.2からは、第2階層のCapacity TierのファイルのスタブをPerformance Tierに作成することも可能になりました。この機能を使用すると新規のNetApp/EMC/WSSのNASに任意のCIFS共有へのスタブを作成し、ファイルアクセスを新規NASに統合してから、バックグラウンドで実データを移行することが出来ます。NetApp DataOnTAPのCIFS/NFS共有にスタブを作成し、CIFS/NFSクライアントからのファイルアクセスの動作検証レポートが以下にあります。V6SP3から、このデータ移行機能が拡張され、Performance TierとArchive Tierにそれぞれスタブと実ファイルを移行することですぐに階層管理を実現することが可能になりました。
NVMe SSDで稼動するWindows Server 2022での動作検証(2021/10/12追加)
PSM V6.6SP3でのLTO4からLTO6へのデータ移行の動作検証(2021/10/12追加)
NetApp Data ONTAP 9.6とPoINT Storage ManagerV6.4での動作検証(20191019追加)
NetApp Data ONTAP 9.3とPoINT Storage ManagerV6.2でのLTO Libraryへの階層管理の動作検証
NetApp JapanのPoINT Storage Managerデータ移行機能紹介データシート
NetApp Data ONTAP 9.2とStorageGRID Webscale10.4との階層管理へのデータ移行機能の動作検証
PoINT Storage ManagerV6でEMC FileMoverを使用したEMC VNXへの階層管理の設定と動作検証レポート
NetApp Data ONTAP 9.1へのスタブ作成とデータ移行、さらにStorageGRID Webscale10.3との動作検証レポート
NetApp StorageGRID Webscale10.3とPoINT Storage ManagerのS3接続の動作検証レポート
PoINT Storage ManagerV5.2でNetApp Clusterへのスタブ作成とCIFS/NFSからのデータアクセスの動作検証
PoINT Storage ManagerV5.2のPerformance Tierへのスタブ(タグ)作成とデータ移行機能の設定と動作説明書
PoINT Storage ManagerV5.2のWindows Failover Clusterでの動作紹介と設定内容説明書
PoINT Storage ManagerV5.1でS3互換のCloudian HyperStoreを使用する際の設定と動作紹介説明書
PoINT Storage Managerの日本語ホワイトペーパー
PoINT Storage ManagerではNetAppのMetro Clusterを第1階層のPerformance Tierに指定出来ます。この場合には、階層管理の中間層のCapacity Tierに通常のFASシリーズのNASを使用すると、Metro Clusterのディレクトリー構造のままで階層管理が出来ます。この構成の事例は多く、以下の導入事例では、SIXT SEとSt.Augustinus Hospitalが該当します。
PoINT Storage Manager V6.4SP1から、Wasabi Hot Cloud StorageがArchive Tierとしてサポートされました。弊社では、オンプレミスのObject Storageは社内でテストしていますが、Wasabiをオフプレミスとしてテストしました。Wasabiはバイト単価の安さとデータの読み出しが無償ということで注目されており、弊社でもデータの読み出しは、待ち時間無しでUSのサーバーから実行されました。
PoINT Storage ManagerV6.4のWasabi Hot Cloud Storageの動作設定と動作検証レポート(2019/10/7追加)
PoINT Storage Managerの導入事例(英語PDF)のダウンロード
Daimler AG 全世界の主要拠点で階層管理を導入(NetApp to replicated Objectstore)
SIXT SE(NetApp MetroClusterとFASシステムで階層管理)
Max Planck Institute for Heart and Lung(研究データ Quantum Scalar i6000-800 slots with LTO7 drives)
Amberg Engineering AG(EMC VNX5300-Crossroads StrongBox)
BayernInvet Kapitalverwaltungs-gesellschaft mbH(SAN HD)
DRK Krankenhaus(中規模病院 215床)
Eibach Federn(Archving of DMS)
e.solutions GmbH(SAN/FC to HD based WORM)
St.Augustinus Hospital(大規模医療施設 NetApp MetroCluster-FAS3140-LTO library)
Wave Computersysteme(Data migration)
PoINT Archival Gateway - Unified ObjectStorage with Disk and Tape
今日の世界では、データは短時間でより速く、作成され、サイズが大きくなっており、研究所、メディアや各種の診断と解析などの分野でさらに活発化しています。 PoINT Archival Gatewayは、高転送レートで 、コンプライアンス(法令遵守)に準拠し、テープ・ストレージ・システムに大量のデータを安全に保存するソフトウェア製品で、それらのデータ保存に関するすべての問題を解決します。2023/1/31にリリースされたV3.2から、稼動OSとしてLinuxが追加され、Rocky Linux V9.1とV8.7で動作検証しました。(動作検証レポート)
2024年2月にリリースされたV4.0(サーバー要件とサポートされているデバイス)からは、UNCパスで指定するNASの共有フォルダーにオブジェクトを記録しStandardのStorage Classとしてアクセス出来るDiskと従来のテープライブラリーを併用することが出来ます。DISKだけの運用も可能で、ソフトウェアとしてのデータ容量やファイル数の制限はありません。但し、PAGは保存しているデータ容量でライセンスされるので、無制限には使用出来ません。(PAG V4新機能紹介)
ハイパフォーマンスオブジェクト・ストレージ
PoINT Archival Gatewayは、ソフトウェアベースの、高パフォーマンスオブジェクト・ストレージ・システムです。 TS-1160等のIBM Enterprise DriveとLTOを使用した大容量のテープライブラリーをサポートしています。 この組み合わせにより、数100ペタバイト単位のデータを保存しアーカイブすることが出来ます。 これを可能にする決定的な要因は、PoINT Archival Gatewayのデータを迅速かつ確実に受信し、安全に、後で迅速に読み取り可能なフォーマットでストレージ・メディアに書き込むことです。 PoINT Archival Gatewayの高い拡張性を生かし、 1日あたり1PB 以上のデータ量を扱うことが出来ます。テープに記録する際には、3/4のイレージャーコーディングでパリティが付加され、4台までのドライブを使用してパラレルにオブジェクトをテープに高速に記録します。この4台での記録を複数起動することが出来ます。(TS-1160をサポートした際のプレスリリース)
S3 REST API
PoINT Archival Gatewayは標準化された S3 REST API 機能をデータアーカイブが必要なアプリケーションに対して提供しています。 S3 RESTを使用してオブジェクトベースでのストレージをサポートするアプリケーションが急速に増えている状況に適応した動作環境を提供するソフトウェアです。 PoINT Archival Gatewayのデザインは使用されているストレージ・テクノロジーやシステムには依存しないため、ユーザーは制限無くシステムを選択し、入れ換えることを確信を持って行えます。 PoINT Archival Gatewayの非常に拡張性の高いS3 RESTの Web サービスはほぼ無制限にクラスターサイズを構成し 、非常に高いデータ転送レートを実現します。S3 MPU(MultiUpload)に対応し、必要な分割数とファイルサイズに対応するクラスターを構成出来ます。NetApp StorageGRID11のCloud Storage Pool/CloudMirrorとCloudian HyperStore7のAuto Tiering/Cross Region Replication先のS3サーバーとして動作します。詳細は、以下のプレゼン資料をご覧下さい。2019年12月10日に開催れれたNetApp INSIGHT Tokyoでは、StorageGrid11.3のCloud Storage PoolとしてPoINT Archival Gatewayを設定し、StorageGridのPolicy設定で、putされたオブジェクトデータを即PAGにレプリケートするという動作をデモしました。さらに、S3 Versioningをサポートし、StorageGridのCloudMirrorやCloudian HyperStoreのCRR(Cross-Region Replication)でHDDベースのオブジェクトストレージに記録されたデータをほぼ同期してPoINT Archival GatewayでLTO等に記録することが出来ます。Cloudian HyperStoreのAuto TieringとCRR(Cross-Region Replication)の少詳細に関しては、以下の連携紹介のデータシートをご覧下さい。2021年3月末時点で日本国内では、Spectra LogicのLTO8ライブラリーとの組合せで5PBのデータ容量のPAGを2箇所の研究所に納入しました。
高可用性
PoINT Archival Gatewayのその他の主要な特徴は、安定性の高いシステム動作で、データを保護し、常に利用できるようにすることが可能です。 データのセキュリティは、イレージャーコーディングのプロセスで保証されています。 これにより、複数のメディアを冗長化してデータブロックを保存し、 1 つのメディアに障害が発生した場合でもデータが失われないことを実現します。 PoINT Archival Gatewayによって自動的にサーバーノードの冗長性も管理されているため、PoINT Archival Gatewayを実行しているサーバーシステムも安定して稼動出来ます。サポートされているテープライブラリーに関しては以下のサポートリストをご覧下さい。
PoINT Archival GatewayとCloudian HyperStoreの連携の紹介データシート(2020/2/4追加)
PoINT Archival Gatewayの日本語データシート(2019/12/20内容更新しました。)
PoINT Archival Gateway V3.2のサーバー要件とサポートされているLTOライブラリー(2023/4/10更新)
PoINT Archival Gatewayのプレゼン資料(2021/4/13内容更新しました。)
Erasure Coding RateのUpgrade機能(1/1から1/2へ)の動作検証(2021/10/12追加)
PoINT Archival gateway V3.2 Linux版の機能紹介とインストール手順(2023/4/10追加)
PoINT Archival Gatewayの導入事例
PostFinance AG Cross-Region-Replicationからのオブジェクトアーカイブ(Cloudian HyperStoreとの組合せ)
PostFinance AGは、Splunk SmartStoreとClludian HyperStoreの組合せでHadoopのデータを管理していたが、新たにPoINT ARchival Gatewayを追加し、レプリケーション先としてLTOへのアーカイブを追加し、データ保護を強化しました。(2021/5/6追加)
EMBL-EBIでKubernetesのクラスターからIBM TS4500/1160を使用して人ゲノムデータをアーカイブ
(導入事例のパンフレット)
IBM TS4500とTS1160 12台を2台のPoINT Archival Gatewayサーバーに接続して、1週間で1PBのデータをアーカイブしています。(システム構成図)
PoINT Arcival Gateway V3.0の新機能の紹介(2022/6/9更新)
PoINT Arcival Gatewayの導入事例のシステム構成の紹介プレゼン資料(2021/5/6更新)
PoINT Data Replicator- File and Object Replication to S3 Storage
PoINT Archival GatewayのS3バケットに、共有フォルダーのファイルをコピーしたり、S3互換のオブジェクトストレージとの間で、オブジェクトデータをコピー出来るコマンドラインのツールです。Linux/MacOS/Windowsで動作します。(評価版/Linux用動作設定GUI/Windows用設定GUI)
PoINT Jukebox Manager - File System for Optical
PoINT Jukebox Managerは、2002年の会社設立時点ではV4.0でした。その後、日本語化したV4.1から、2013年8月ではV8となっています。CD、DVD、Blu-rayと進化してきたWindowsで稼動する光ディスクのチェンジャー/ライブラリー管理ソフトウェアとして、新しいハードウェアのサポートと新機能の追加が継続して行われています。
光ディスクをネットワーク上の共有フォルダーとして仮想化し、ファイルの読み書きを可能にします。多数のメディアをまとめて一個のフォルダーに仮想化できます。例えば、100枚の3層BD-Rが入ったライブラリーがあれば、100枚をまとめて約10TBのデータ容量のフォルダーがネットワーク上で共有されます。
ネットワークでのファイル共有は、PoINT Jukebox ManagerはWindowsで稼動しているためCIFS共有だけとなります。NFSでの共有が必要な場合には、Windowsで稼動するNFSサーバーソフトを併用することで、NFS共有を実現出来ます。PoINT本社から、欧米での導入実績があるということで、Open Text NFS Soloが推奨されており、弊社でOpenSuSE13からNFSマウントするテストを行いました。NFS共有に必要な設定の詳細に関しては、以下のリンクからPDFのレポートをダウンロードして下さい。MacOSXからは、CIFSだけでなくNFSでもマウント出来ます。
PoINT Jukebox ManagerV8 ServicePack3のダウンロード (SP3info)
PoINT Jukebox ManagerV8のプレゼンテーション
PoINT Jukebox ManagerV8とNetzon HMS1035と8offCubeでのオフラインメディアへの検索機能の紹介
Pioneer BDR-PR1M 2台でのボリュームセットの作成と3枚目以降のメディア追加の設定と手順説明書
PoINT Jukebox ManagerとOpen Text NFS Soloを併用したNFS共有の設定とLinuxとMacOSXからのマウント
PoINT Publisher NG(New Generation)
PoINT Publisherは、光ディスクオートローダー(デュプリケーター)を管理し、メディアへの記録、ラベル印刷を行うソフトウェアです。TEAC, LSK Data, Primeraの各社オートローダーをサポートしています。オートローダーをネットワーク上で共有して使用出来るように、専用のWindowsとWebクライアントが付属しています。サーバーとクライアントのGUIは日本語/English/German/françaisの4ヶ国語に対応しています。オートローダーは、ブランクメディアに記録し、ラベル印刷を連続して行います。サポートされているオートローダーの詳細に関しては、以下のデータシートをご覧下さい。
PoINT社ソフトウェアのデータシート(A4 日本語版)のダウンロード
PoINT Storage Manager Data and Storage Management(2019年12月20日内容更新しました。)
PoINT Storage Manager Archive Edition File Archiving
PoINT Storage Manager Connector for Cloud and Object Storage
PoINT Jukebox Manager File Sytem for Optical
PoINT社のソフトウェアは、PoINT本社のWebページでユーザー登録を行うと、評価用のバージョンやユーザーマニュアルをダウンロード出来ます。ユーザー登録ページは日本語には未対応のため、英語かローマ字で登録して下さい。登録後にログインし、Manual Downloadに移動すると、一番下にPoINT Storage ManagerV6.3の日本語ユーザーマニュアルのダウンロード用のリンクがあります。
PoINT本社のユーザー登録ページ(English)
PoINT FileSystem Analyzerのダウンロード
2012年8月から、弊社はPoINT社のMaster Distributorとなり、2014年1月からPoINT本社のDistribution Partnerページで紹介されています。